
新米のおいしさを引き立てる「梅干」
塩漬けにした梅を3日間かけて干して、しそ葉を多量に使い、漬け汁にひたして保存するのが山形県内陸地方に昔から伝わる梅干しの製法です。
郷愁をそそる昔ながらの酸っぱさ。
もちろん食品添加物は一切使用せずに、長年の実績データと勘と経験を生かして過去には10%あった塩分を7%に抑えての漬け上げたのが2018年。数人のお客様からは、「もっと酸っぱいイメージだったのに」とご意見をいただきました。実は、塩分を下げることによって、酸っぱ味の感じ方も薄くなるのが人間の舌の特徴なんだそうです。とあるお客様からは、「時代の流れに逆行していようとも、壽屋の梅干しを食べるのは、母の梅干しに似ているから。母の梅干しのように、もっと酸っぱくてしょっぱいものがいいの!」とのご意見をいただきました。お母様の味を追い求めるお客様のお気持ち、もちろん、お母様の梅干しにはかなうことはないと思いますが、大切な味の思い出に少しでも近づければと壽屋は考えました。
それでは!と塩分を控えない梅干しを漬け込み、酸っぱい、しょっぱい昔ながらの田舎風を精一杯再現しました。酸っぱ味としその風味が抜群にきいた極上の梅干しに漬け上がりました。